人を殺したら、人生はオシマイ

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克美しげるが亡くなったらしい。この人の名前は必ず「人殺し」という形容付きで語られるんだが、売れなくなった時代に銀座のホステスに貢がせ、ソープ嬢までやらせて、それがカムバックに邪魔だというので殺したわけです。ところで、人殺しの芸能人というのは他にもいる。押尾学は記憶に新しいが、古いところでは「毛利郁子」という人がいます。大映の人気女優だったが、妻子ある男性の子を産み、さらに女性関係で揉めて刺殺、出所後は不明です。まぁ、人を殺したら、まともな社会生活には戻れませんね。克美しげるも、とうとう本格的な復帰は叶わなかった。



ハウツーでなくワットイズの人殺し書。
ストイックなまでに淡々と書き連ねられた叙述には
恐怖やグロさは感じないがただひたすらに人間が「物体」であることを再認識させられる。
一通りの殺害方法や凶器、劇薬、有名な事件について過不足無く触れているのは素晴らしい。
発刊されたのが2007年ということで取り扱っている情報がまだ新鮮なのもこの本の良い点だと思う。
人体の有り得ない様態ばかりが写された本をお探しの方の腹を満たすには不十分の内容だが、
「殺人」をある一つの事象としてまとめた本としては充分。
本文の下部にコラムが設けられていたり、画像や追記で本文の補充がなされていたりと
読んでいて安心できる構成であるのも良い。
ところで、克美しげるというと「エイトマン」なんだが、この作品は「呪われた名作」と呼ばれておりまして、原作の平井和正は新興宗教に狂い、漫画を描いた桑田次郎は拳銃不法所持で連載中止、主題歌の克美しげるは殺人、と、それぞれが数奇な運命を辿っている。おいら、桑田次郎に会った事があります。物凄くシャープな線を描く人で、この人もその後はパッとしなかった。拳銃不法所持くらいだったら、花輪和一みたいに復帰しても良さそうなもんだが、さすがに少年誌では無理だったようだ。



「さすらい」というのは、克美しげる最大のヒット曲です。もともと歌の上手い人で、これも昭和歌謡曲の代表作だろう。



「北京の55日」というのは1963年のアメリカ映画で、伊丹十三が出演してますね。撮影されたのはスペインで、当時スペインにいた中国人をエキストラで総動員してしまったので、スペイン中の中華料理店がみんな閉店してしまって、みんな困ったそうですw アメリカ映画らしく考証がいい加減で、義和団の旗印は「扶清滅洋」なんだが、なぜか「京都」と書いてあったりするらしいw 義和団が悪役になっているので、長く香港では上映禁止だった。「エイトマン」のB面だったので、この曲もエイトマン世代には克美しげるの代表作として知られている。

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