李香蘭とテレサ・テン

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中国歌謡について語りたい。歌というのは、どういうカタチで聞かれるか、というのが大事だと思うんだが、中国歌謡については、これはもう、酒を飲みながら、耳元で、熱い吐息がかかるような距離で、ナヨナヨしたオネーチャンから直接、耳に「吹き込んで」貰うに限る。36歳で引退する前の李香蘭でもいいし、若き日のテレサ・テンでもいい。この二人、声の質はずいぶん違う。ソプラノとアルト。でも、どっちも中国スタイルです。どちらも、戦争に翻弄された中国史の中で、不思議な地位を占めてます。どちらも、おいら大好きです。

初出/2009-04-16

中国歌謡というのがあるわけだ。

実はおいら、香港・台湾含めて中国というところには一度も行った事がないんだが、東南アジアをウロウロしているだけで、中国人にはイヤというほど会うし、中国歌謡というのもイヤというほど聞かされる。タイでも中国歌謡のカバーは多いし、妖しげな台湾カフェなんぞに入り浸っていた事もある。だって、料理が美味しいんだもんw で、上のようつべなんだが、典型的な中国歌謡ですね。李香蘭が中国で吹き込んで発売されたものです。上のようつべは1時間もあるんだが、全部同じ曲です。歌手が違うだけ。最初と最後が李香蘭です。で、実はテレサテンもコレを歌ってます。 12曲めがそうです。で、別のバージョン。



ところで、ここから話は下品になります。中国人の娼婦というのは、「男に動かせない」という話があるわけだ。いつもの下世話な野次馬で安心ですね。男はマグロになって寝転んでいれば、舐めてしゃぶって上になって、全部、やってくれます。というのも、昔から中国では金持ちは阿片中毒と相場が決まっていて、阿片なんぞやってると眠くて面倒くさくて、動きたくないわけだ。なので、オンナが全部やってくれる。でも、オンナも阿片中毒なので、挿れたら動きません。腰なんか使わなくても、内部が自動的に動く。らしい。凄い。らしい。おいら、中国に行った事がないので、経験ありませんが。

ただ、むかし、シーロムの妖しい飲み屋で、妖しい中国娘に、妖しいサービスされた事がある。といっても、別にエロではないんだが、エレクトーン弾きに伴奏させて、おいらが飲んでいる耳元で、こういう中国歌謡を延々と吹き込んでくれるわけです。プロの歌手やってたという娘で、そこそこ上手だった。中国歌謡というのは、ナヨナヨしていて艶っぽいので、いい酒の肴になりました。それにしても、耳に息がかかるほどの距離で吹き込まれると、ゾクゾクしますね。



で、そんな中国歌謡をもう一曲。李香蘭の「三年」という曲です。この曲は、香港映画『一夜風流』挿入歌という事になっておりまして、1958年なので、戦後です。中国で死刑になりそうになって日本に帰った李香蘭なんだが、1955年から1958年にかけて、香港のショウ・ブラザーズの映画に何本も出演してます。また、シャーリー山口という名前でハリウッド映画の主役もやってます。死刑になり損なった中国で、実は、戦後もヒット曲を出していたわけです。



で、またしてもテレサテンです。テレサテンは声が低いですね。穏やかで、落ち着きます。おいら、声の低いオンナが好きだ。テレサテンに、耳元で歌って貰いたいですね。吐息がかかるくらいの距離で「吹き込まれ」たいです。で、お次はやはり、李香蘭です。代表作とも言える「夜來香」です。



これは、李香蘭の「引退」の時の映像です。李香蘭は38歳で引退していたんですね。おいら、5歳なので覚えてません。彼女はその後、「司会者」になり、「国会議員」になるんだが、それは覚えてます。

ところで、「夜來香」という曲は、Wikipediaによれば
夜来香(イェライシャン)は、黎錦光が作詞作曲し、1943年(中華民國32年)に李香蘭の歌唱により上海の百代唱片公司から発売された中国の歌謡曲。全中国にヒットした。やがて新中国建国の後は、国情とは合わず廃れてしまったものの、何十年もの長い時間を経て、夜来香の甘い香りに寄せた情緒纏綿としたこの歌は、鄧麗君(テレサ・テン)の歌声で復活した。だが、「何日君再来」等と共に、中国(中華人民共和国)政府により、聴くことも歌うことも禁止されてしまった時もあったが、現在は中国大陸でも解禁され、今や全世界の中国人に好んで歌われるチャイナ・メロディーの代表曲となっている。
中国大陸では、「歌う事も聴く事も禁止」されていたわけです。日本軍の手先である李香蘭が最初に歌い、国民党のアイドルだったテレサテンがカバーしたからですね。で、そのテレサテンの「夜來香」です。



この、テレサテンの映像は非常に貴重なものです。この頃には、彼女はほとんど「引退」状態で、しかも、このステージが最期になった。翌年、チェンマイで「亡くなって」ます。ただ、テレサテンという人は謎の多い人で、Wikipediaによれば、
1987年、住居を香港に移すのと同時に、日本以外での歌手活動を殆ど休止するようになった。1990年以降はパリに居住。中華人民共和国の北京における天安門事件に対する反対集会にも参加し、亡命した民主化活動家とも交流を持った。1990年代に日本をはじめとするアジア各国で二回ほど彼女の死亡説が流れたりもした(一度目は1990年5~6月に父親の葬儀への欠席をきっかけに病死説が、二度目は翌1991年4~5月に病死説・暗殺説が流れている。死亡説に対してはそれを否定する本人のコメントが新聞記事などに取り上げられた)。
何度か「死亡説」が流れたりしているわけです。で、この件についてはあとで書きます。さて、で、李香蘭とテレサテンが歌った曲というのは、まだまだあります。





いやぁ、李香蘭もテレサテンも、どっちもいいですね。ところで、テレサテンは40歳を前にして「引退」したような状態になり、42歳で「亡くなって」ます。若くして女優をやめた李香蘭とダブりますね。あるいは、40歳で「処刑」された川島芳子というのも、例に挙げていいかも知れない。で、おいらが何を言いたいのかというと、

女は40歳になったら引退しろ

、とか、そういう話じゃなくて、もっと大事な話があるんだが、長くなったし、眠くなったので、続きはまたそのうち書きます。

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コメント(4)

山口淑子は、20年ほど前都内某所で見かけた事があるが、お年を召されたとはいえ、大変美しい方だったのを覚えている。
日本とシナの間で翻弄された激動の人生を歩まれた戦中戦後の生き証人ではある。

>「夜來香」

この世界に疎いわたしでもこの歌は知っている。台湾で絶妙に歌う歌手が男女一人ずついたはず。
「李香蘭」は、天海祐希とか上戸彩も演じたけど、どういうわけ有田芳生さんが、上戸彩版の「李香蘭」に怒っていた。多分、実相とはほど遠い李香蘭に納得できなっかったのだろうが、ドラマなんだからしょうがない。
李香蘭(山口淑子さん)は御年92歳だそうですが、戦後初の女性議員となった山口シヅエさんは、94歳で昨年亡くなられました。
わたしの地元の議員だったのでちょっとコメントにつけ加えさせていただいた。

 山口淑子さん、実は遠戚です。でも殆ど会ったことないです。
去年の段階では元気でいろいろ活動をしているようです。

いろいろ書くと特定されるのでこれぐらいしか書けないですけど。

>ここから話は下品になります。
>中国人の娼婦というのは、「男に動かせない」という話があるわけだ。
>いつもの下世話な野次馬で安心ですね。

 はい、とっても安心しました (ωωωωωω
では小生も「三回転半レシーブの女」という話を一発。
 二昔も前の話で恐縮でありますが、そのころの台湾はえがった。
ホテルで、部屋に向かうと各階のエレベーター出口あたりにオジ
さんかオバサンが一人椅子に座っている。男姓の一人客が入室し
たのを確認するため。入室して荷を解いて落ち着いた頃合を見計
らって、程よいタイミングでドアをノックする音がする。ドアを
開けると、件のオジさん/オバさんが妙齢の小姐を傍らに「この
娘はどうか?」みたいな事を問う。その気が無ければその旨伝え
れば、しつこく云ってはこない。小姐が気に入らなければ、又暫
くして別の小姐を連れて来る。値段交渉も出来るし、吃驚する程
にはボラれない。街をうろつき回ることも不要だし、即事に及べ
るワケで、よく出来てるなあと思います。
 ある時、出張で桃園に泊まったときの事。先輩のSさんが朝から
ハイテンション。「いやー、夕べはすごかった。三回転半レシーブ
だよー、あんなの初めてだー!」いつもながら、Sさんは妙な言い
間違いが多い。例えば、「このズボン昨日買ったんだよ、良いでし
ょ、ピーエルカルダン。」野球が上手くなりそうだな …。でまあ、
なんのこっちゃ判らないので聞く。「何すか、三回転半レシーブっ
て?」「それがね、夕べ来た小姐が見かけはまあ十人並なんだけど、
俺がいきそうになると、くるっと回って止めちゃうわけよー。お陰
でいつもの何倍ももった。」「おー、それは一遍…ゴクリ…」まあ
野次馬さんのおっしゃる様な、動かなくても良いという話じゃない
が、普通のお姐さんはさっさと事を済ませたがるのが多いのである
から、これはこれで奇特な存在ですよね。尤も、ショートと泊まり
でも対応が違うのかなあ…

下世話な回想で済みませんでした、お粗末様です。

 

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