名曲に歴史あり、アマポーラ

| コメント(8)


初出/2012年2月27日 02:32



「ワンスアポンアタイムinアメリカ」という映画があるんだが、言うまでもない、セルジオ・レオーネ監督の遺作にして最高傑作なんだが、
アメリカ公開時には批評家たちから酷評された。不評の原因は一般観衆に受け入れられやすくするために製作会社が物語の時系列を整理し映画の上映時間を大幅に短縮、更にモリコーネの楽曲までカットしたためである(ただし、日本やヨーロッパの一部の国ではオリジナル版がそのまま公開され高い評価を得る)。作品に関わった人々は口々に「製作会社がフィルムを切り刻んだ」と言い、レオーネ自身も深く落胆するが、自身の編集によって3時間49分の完全版を作り上げ、再びアメリカで公開する。すると、それまでの不評が打って変わってギャング映画の傑作として捉えられ、レオーネの評価を更に高める結果となった。
レオーネは、黒澤明の「用心棒」にインスパイアされて「荒野の用心棒」を作ってマカロニ・ウエスタンの立役者となるんだが、その後、アメリカに渡ってワンスアポンアタイムシリーズ三部作を作るのだが、ハリウッドからは高い評価は得られず、この人、アメリカで賞を貰った事は一度もないです。でも、ハリウッドのインチキ編集版ではなく完全版が公開された日本では大ヒットした。で、この映画の中で効果的に使われていたのが「アマポーラ」です。


レオーネといえば、作曲家エンリオ・モリコーネなんだが、二人は小学校の同級生で仲が良かったらしい。つうか、普通、映画は撮ってから適当な音楽を付けるのだが、レオーネは先に曲を作らせて、その曲を流しながら役者に演技させたというから、ちょっと特殊です。ただし、アマポーラに限ってはエンリオ・モリコーネの作曲ではなく、ずいぶん昔のヒット曲だ。
スペインのカディスで生まれ、アメリカ合衆国に移住したホセ・ラカジェが、1922年 (1924年説も) にこの曲をスペイン語の歌詞 (詩:ルイス・ロルダン) で発表した。1924年、アルバート・ゲイムスが歌詞を英訳した。1935年にロベール・シャンフルーリとルイ・ソーヴァがフランス語のルンバにアレンジした。
1941年、ジミー・ドーシーオーケストラ演奏、ヘレン・オコーネルとボブ・エバーリー歌唱のレコードを、デッカ・レコードがカタログナンバー3629として発売した所大ヒットし、1941年3月14日から14週間に渡ってビルボードに載り続けた。1937年頃には日本にも淡谷のり子により紹介された。
Wikipediaにはそう出ているんだが、ジミードーシー楽団の前にもダイアナ・デイビンでヒットしてます。つうか、大ヒットではないんだが、例によってレクォーナキューバンボーイズが吹き込んでいる。これが最も古いのだろうか。まぁ、そんなわけで、戦前の、古き良き時代を象徴する曲として、映画で取り上げたのだろう。



ダイアナ・デイビンとえば「オーケストラの少女」で有名なんだが、アメリカ人の考える「少女」というのが、おいらにはよく判らんです。色気のないオンナばかりで、図体がデカクて、性格が出しゃばりで、シベールの日曜日とは偉い違いだ。つうか、少女には見えないぞ、コレ。でも、さすがに歌は上手です。



レオーネの映画がヒットした1984年には、沢田研二も便乗してシングルで出してます。下手糞です。つうか、彼のスタイルに合ってない。



雪村いづみの方が可愛いですw 声が低いオンナの方が、おいら好きです。これで16歳だというんだからたまらない。おいら、一度だけナマの雪村いづみと会った事がある。さるコンサートで出演者の胡弓弾きに頼まれてリハーサルを撮っていたら、同じコンサートに出る雪村いづみが「ワタシの写真はくれぐれも撮らないように」と言ってきた。なんでも昔、勝手に写真撮られて色々と嫌な思いをしたそうで、誰が婆ぁなんか撮るかよ、とは口にしないが、16歳の雪村いづみだったら盗撮してでも撮りたいかもねw 時は無常です。



最後に、1963年のスプートニクス。スプートニクスというのはスウェーデンのバンドなんだが、なんでもメンバーの中に電子工学の専門家がいたそうで、無線でアンプに飛ばすエレキギターとか、不思議な電子音サウンドとか、独特のエレキサウンズやっていた。いやはや懐かしいですw


さて、最後においらの唄で。いくつかのバージョンを漁って歌詞を拾い出し、コードを拾い出し、やっとまとめた。キーが合ってないのでちょっと苦しいんだが、もう少し上げた方がいいだろうね。

コメント(8)

 山下達郎もカバーしていましたが、正直なところ 若き日のデニーロがファットモーの店のトイレの壁石を外してのぞくシーンを連想できません。好意を持ちながらもケチなチンピラと評価したデボラは何故、ジェームズウッズを選んだのでしょうか?男って本当に好きだと妙に臆病になり素直に愛情を表現できないところがありますが、女もそんなものなんですかね?同じパンクなチンピラでも先が伸びそうだから選んだのか?
 思い返すと中学生の頃からどうでもいい女とキスはできても 本当に好きな人には声をかける事すらできない自分が情けなくて、無理矢理力技に出たデニーロがうらやましくもあり汚らしい男だと軽蔑してみたり。

 正月の伊豆はあまりに高いので却下 志賀高原と石川県で温泉三昧にしました。車での移動で退屈だからRONIN とMI3を見ようかと思いましたが、これくらい軽くて意味の無いアクション系じゃないと運転に支障がでますね。

>「ワンスアポンアタイムinアメリカ」

たしか有楽町、日本劇場のこけら落としとして上映されたのがこの映画で見に行きました。
それまでの日本の映画館というのは小さな座席を詰めまくって居心地の悪い空間だったが、そう言った不満に配慮したのが日本劇場といわれた。
それで映画より劇場目当てに行ったものだが映画もよかった。
アメリカ人は2時間までが限界、回想シーンが苦手などが当時の映画雑誌に載っていたが、やっぱりアメリカでは受けなかったのか。
ギャングの一味で仲間を裏切った男が出世し政府の要人になり最後はゴミ収集車に飛び込んで自裁するとストーりーだったかな。
アメリカの光と影、アメリカはギャングみたいな国家で最後はゴミ扱い、これでは受けるわけがない。

大好きな作品ですが、“マフィア”と言っても、ユダヤ系マフィアの話だったと思うので、映画業界もユダヤ人が多いし、なんやら陰謀説を想像してしまい、それでアカデミー賞とかにもひっかからなかったのかなと思ってました。

早くに引退されたディアナ・ダービンさんはおそらく90歳以上ですが、いまだご存命のようですね。
オトコやらクスリとかで、破滅・燃え尽き型の人生を送ったジュディ・ガーランドさんとは大きく異なりますね。
どちらも私の中の大スターです。

カネがあるなら、あとは寝て暮らしたらええがな。強欲は身を滅ぼすw

新年おめでとうございます。
これは”うつけもん”氏へ一票です。
別に陰謀論じゃなくて、この時期ギャング→マフィア→シンジケートと組織は成長していきますが、ブイブイ言わせていたユダヤギャングの初期の失敗のお話です。
ユダヤマフィアとシンジケートは世相を背景に成長を続けますが、たぶん嫌われていたんでしょうね。その頃の思い出が蘇ってしまうといけないのでユダヤマフィアを髣髴させるセリフは全てカットさせられてしまった、というのが真相だと思います。だからアメリカ人はイタリアギャングの映画と思ったのではないですか?
イタ公は全く気にしませんし親戚にマフィア位いるのは皆当然と思っているようですが、ユダ公は隠したいようです。
日本でもマルコポーロ廃刊事件とかありました。
いろいろと気にする民族なのでしょうね。
でも凄い実力派民族ですよね。
ハリウッドもラスベガスも禁酒法も・・・・・。
金融はカソリックプロテスタントが手を出せませんでしたし。
私的軍隊みたいなのも持っていたようです。
白人奴隷の売買もかれらの仕事でした。
麻薬、禁酒法下の酒の流通などなどなど。

>“マフィア”と言っても、ユダヤ系マフィアの話

やっぱりユダ公は隠したいのでは。大昔はそんなこともあったが今は全く関係ないです!みたいな。
でも今の食い扶持は大昔、暴力で手に入れたもの。金融と麻薬とメディアを暗殺部隊を携えながらがっちり押さえてるのw。
妄想型民族と思わせて実は超リアリストの韓国人とはちょっと違うw。

>破滅・燃え尽き型の人生を送ったジュディ・ガーランドさん
13歳くらいから枕やってるんだもの(オズの魔法使いより前に…)、そりゃ破滅型人生を送るよね。

>金融と麻薬とメディアを暗殺部隊を携えながらがっちり押さえてるのw

ユダヤの暗殺部隊と言えば旧約のPassoverや建国時のデイル・ヤーシーン村事件を連想します。

コメントする

欧米人の見た幕末日本
千代姫モールえすの屋店
空気清浄機情報
ポルノ雑誌の昭和史 (ちくま新書)

最近のコメント


ネットゲリラの夏祭り

ルンミーブルースバンド

チョトマテクダサイ
戦場のテディベア
on the road
追悼・宇佐英雄/柳ケ瀬ブルース

アーカイブ

  通販専用水着屋さん

帆船Ami号

ずっと富士山