浦和の老舗「萬店」

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浦和は鰻屋がやたら多いところで、いくら食っても食い尽くせない。今日も浦和の鰻です。萬店(まんだな)という老舗で、創業明治19年だそうです。

 萬店は創業者である萬蔵が明治19年(1886年)に農業のかたわら開いた店でこの地の特産の川魚、特に鰻や鯰などの料理を街道を往来する旅客の食膳に供したことにはじまります。
その頃,当地は東に別所沼、西に鴻沼があり、荒川の流れも近く茫々たる水郷地帯でした。

 その後、野趣豊かな萬店の川魚料理は四季折々の釣魚客やハンターの間にも知られるようになり、東都の文人墨客も風流の杖をひかれるようになりました。

実は、この時期に江戸から地方へと、「蒲焼き」の技術が伝わっていくわけです。江戸後期までは、田舎の蒲焼きは、鰻を丸のまま串に刺して焼いた物だった。開いて蒸して醤油と味醂のタレで焼く、というのは、地方では幕末から明治にならないと伝わらない。今のスタイルの「蒲焼き」というのは江戸風です。

店のサイトには「釣魚客やハンターの間にも知られるようになり」とあるが、そういや霞ヶ浦にもそういう店があったな。周囲が水郷に囲まれた古民家で、田舎っぽい蒲焼きを出すところが。もともと鴨とか撃ちに来るハンターが寝泊まりしていた民宿だったそうだが、それが今では鰻屋という店が。かつての浦和は、霞ヶ浦のような水郷地帯だったらしい。鰻はセックス用の強精食として発達したというのがおいらの持論で、花街や赤線の近くに鰻屋が出来るというパターンももちろんあるんだが、その一方では、水郷地帯で鰻がたくさんいるから鰻屋というのも、それなりに多い。そういう店は「川魚料理店」という看板です。



さて、今では浦和は「さいたま」副都心とか呼ばれる大都会になって、萬蔵さんが釣り客に鰻を出していた風情はないんだが、それでもこの店の前には小さな庭があって、赤い橋が小さな川にかかっていて、わずかに往時を偲ばせる。で、萬店はとても大きな店になって、今では地元の家族連れなどが利用する料亭です。ここで家族会とかやる人が多いらしい。

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メニューも鰻が主力というわけでもなく、鰻と和食を合わせたコース料理が充実している。とはいえ、やはり鰻が主役なので、ちゃんと力が入ってます。ここは客の顔を見てから活きてる鰻をさばくという事で、それなりに待たされます。最近、三島の鰻屋では、座って5分で鰻が出てくる店もある。一定数の客が来るのがわかっているので、どんどん焼いてしまう。流れ作業。たまに、作り置きの鰻に当たった客が怒ります。だって、鰻が冷めてるんだもの。

で、ここはコストパフォーマンスが良くないという意見もあるんだが、確かにちょっと値段は高めです。写真のうな重の「竹」で3400円、肝吸いに変更で100円。値段にしては鰻が小さい。本町うなよしの2800円うな丼の方が、鰻は大きいです。味は、浦和では標準的なもので、ほどよい甘さと辛さで上品に仕上がってます。つうか、お新香とお吸い物が良いのが感動的。お新香はこの季節らしく、ちょっと古漬け気味で乳酸菌がいっぱい。お吸い物はさすがに和食もきっちりこなす店ならではの味で、こうした脇役までしっかりしているのは、さすがに老舗の実力だ。まぁ、このクラスの店だったら、どこで食っても旨いに決まってるんで、大満足です。

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PCに匂い機能があったら大変なことになってる希ガスw


触覚・味覚もPCから伝われば、全てが回りそうな希ガス。

以前、つくばに住んでいたころ、土浦駅からレンコン畑を抜けて数キロ先にある霞ヶ浦沿いの漁もやっている農家の鰻屋によく行っていました。鰻ができあがるまで、お通しの川海老でビールを飲んで待っていました。天然ものだけど安く、そこへ行くのが楽しみでした。数ヶ月前でしたか、霞ヶ浦の鰻の放射線濃度が基準を超えたとの報道がありました。これから数十年は、霞ヶ浦の鰻を食べられないのだと思うと残念でした。

またまた地元です(笑)

僕の自宅から歩いて5分。地元民としてはうなぎの別所と萬店だと、圧倒的に別所に軍配があがります。もっとも高いからという理由だけのようですけどね。

ここのオーナーはこの辺りの大地主さんだそうで、隣のマンション二棟もこのオーナーの土地だったそうです。数ヶ月に一回、客席でクラッシックコンサートをやっていて、その時は満席です。

緑茶は不味かつた。漬物も些か。。

今時「特」三千五百圓で天然物が口に出來るのか。。。

>今時「特」三千五百圓で天然物が口に出來るのか。。。

無理だと思います。

毎年、羽田で鰻を釣るけど、一度も調理に成功した事が無い(脂がキツい)。
近年は切り身の配布先も減ってきた。何かコツがあるんだろうか?
野良猫もハゼしか喰わん……

埼玉のお茶なんか、最初から期待してないので飲みません。おいら静岡県人だし。
天然物は鰻屋で食うと5000円以上だろ。調理は、素人には難しいね。蒸して脂を抜くんだろうが、他にも、骨やアラで出汁引いてタレに加えたりするらしい。
浸かり過ぎの漬物は、まぁ、お好みだw

鰻が強精食と見られることには異論はないが、鰻屋そのものがラブホの役割を果たしていたことも、そう見られる一因だろうね。

吉原の情報誌w(いつの話だw)
には、ゆでタマゴを食べてw吉原でガンバロウwってお店の広告が摺ってあった。

少し奥に入って、春日部辺りだとタウナギを食べますね。
鯉の洗いと一緒に、お盆の風物詩のようです。

先の書込は蓮根畑を偵察した際のものです。念のため。

>ゆでタマゴを食べてw吉原でガンバロウwってお店の広告が摺ってあった。

バンコクのペブリ通りのお風呂屋さんの近くでは、生け簀でどでかいスッポンが泳いでいた。

すっぽん屋のネーチャンも買えるよ。
安くて素人で、コストパフォーマンスが良いです。

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