朝から生シラス

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生シラス丼というのは、沼津、駿河湾の新しい名物になりつつあるんだが、都会に出荷できないシロモノなので、「食べに来て下さい」というのに都合が良くて、こういうのが本物の地方B級グルメという物なんだろうが、結構、根強いマニアがいるわけです。聞いた話だと、生シラス丼を食いたくて、沼津で三泊した人もいるらしい。船が出ないとシラスがあがらないからね。漁期ならいつでも食えるというものでもない。とはいえ、最近では冷凍にする技術も進んで、いつでも食べられるようになりつつあるんだが、それでも生シラスは「夕方になると身が溶けかかっている」と言われるくらい足の早い魚なので、産地で食うに限る。



ところで、東京ではマグロが持て囃される風潮が強いんだが、それというのも、マグロは「日持ちするから」ですね。捕ってすぐに食うより、何日か寝かせて柔らかくなってからの方が美味しい。「銀座の鮨屋」というと、伊豆あたりでは高くて不味い象徴みたいに言われるんだが、なんせ、鮨屋が築地に仕入れに行くのが朝、日本中から運ばれてきた魚をそこで仕入れて、銀座の鮨屋で客に提供されるのは20時間も過ぎた深夜です。マグロとかタイだったら美味しく食べられるが、生シラスじゃ溶けてなくなってしまうw イワシなんぞもそうです。沼津港には昔から有名なイワシ料理の専門店があるんだが、こうした、安くて量の獲れる小魚を食べるのだったら、産地が一番。同じく、築地に持って行っても高い値がつかない魚で「オアカ」というのがある。尾が赤いから尾赤。アジの一種なんだが、ムロアジ系だそうで、コレが伊豆では安い。産地は、伊豆七島あたりだそうだが、築地に出してもいい値が付かないので、ほとんどが伊豆あたりで消費されるらしい。コレ食ったら、養殖の鯵なんか食えないです。これから秋までが旬だそうで、一匹120円とか、そんな感じ。アジとしては大きめなので、一匹で刺身とタタキと両方とれる。伊豆の住人は、少なくともこういうモノを日常食っているわけで、まぁ、伊豆に限らず、日本全国、漁港が近ければみんなそうです。

さて、沼津の漁師は夜中に船を出してシラスを捕りに行くんだが、まだ夜も明けないうちにそれが港のセリ場に運び込まれ、競り落とした魚屋がそれをそそくさと店に運んで店頭に並べる。で、清水町の食遊市場では、早朝6時から営業しているわけで、朝飯も食わないでそこに買いに行くおいらは、もっとも短時間で生シラスを手に入れられるというわけだ。東京の鮨屋では食べられない味です。

ところで、偉そうに色々と書いて来たんだが、実はおいら、生シラスというのはそれほど好きじゃない。ちょっと古くなると糊みたいにネバネバして、コレで臭みが出るようでは問題外だが、あのネバネバ感が好ましくない。でも、さすがに朝飯も食わずに買いに行った成果で、これは全く、ネバネバ感がない。サラッとして、ほとんど無味無臭。それでもじっくり噛み締めると、プリプリした食感の中からジンワリと仄かな苦味が出てくる。大根おろしと生姜でサッパリと、夏の朝飯には贅沢すぎるほどなので、まぁ、昼飯に食ってもいいだろう。

コメント(3)

つか、朝に食うもんじゃないの?w
持って昼飯まででしょww

どっかの白いソーセージは10時までらしいけどwww
昼まで持たないwww
皮は食べないので捨てるようにwww

生しらすを食すのが夢でございます。
やっぱり地元まで出向かないと無理なのね。伊豆なんか年寄りが行くところだと思ってたw

静岡の旅館の晩飯で何度か食べたことあるけど、やっぱりちょっと
鮮度が気になるかんじではありました。
ほんの一さじ程度の珍味扱いでした。

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