ストラディ提げてゲッツィの泣き節タンゴ

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おいらのサイトは2万人くらいが毎日見ていると思うんだが、その中でも多分、3人くらいしか理解していただけないエントリです。まぁ、いつもの事なんだがw で、何かというと、バルナバス・フォン・ゲッツィです。
バルナバス・フォン・ゲッツィ(1887~1971)
ハンガリー生まれ。ヴァイオリンの巨匠イェネ・フバイに師事、25歳で、ブタペスト歌劇場管弦楽団コンサートマスターとしてでビュー。
ふとしたきっかけで軽音楽に転向、1924年ベルリンで小編成の楽団を結成する。エスプラナダ・ホテル専属として、ティタイムのサロン音楽や夕べのダンスプログラムに出演して、人気を博する。翌年からレコード録音も始め、ドイツを中心に欧州各地を巡演し、一流のダンスバンドとして名声を獲得していった。
フォンというから、フランス語では出汁の事だが、ドイツ語では「貴族」ですね。もともとちゃんとしたクラシックの大御所だったのが、ダンス音楽に転向。ストラディバリウスを引っ提げて、泣きのゲッツィ節で一世を風靡した。戦前の話です。早くに引退して、戦後は活動してない。なので、録音はすべてSP盤です。おいら、中学時代からハマって聞きまくっていた。基本的にはアルゼンチンタンゴが好きなんだが、コンチネンタル・タンゴでもゲッツィだけは別腹です。





最近でもアルゼンチンタンゴはそれなりに聞く機会もあるんだが、コンチネンタル・タンゴというのは全く忘れ去られてますね。第二次大戦の前、ヨーロッパでダンス音楽として流行っていたんだが、特にゲッツィはストラディバリウス弾きの元コンサートマスターなので、しっかりしたリズムに乗ってロマンちっくがやめられない止まらない、甘く切ない叙情的なメロディーで、絶品です。



ゲッツィは稼ぐだけ稼いでとっとと引退、優雅な余生を送ったそうで、戦後、その位置を引き継いだのはアルフレッド・ハウゼだろう。こちらは、1970年代にはよく聞きました。ゲッツィと同じ「青空」です。この曲はコンチネンタル・タンゴの代表作です。



「真珠採りのタンゴ」は、ハウゼの代表作だろう。



「青空」と並んで、ゲッツィの代表作、「夜のタンゴ」日本でもずいぶん流行って、カバー盤もたくさん出ている。ディック・ミネとか。アルゼンチンタンゴは荒削りなところが魅力なんだが、コンチネンタルタンゴの場合は、何と言ってもシッカリしたリズムと、その上で切なく奏でられるバイオリンの響きだろう。バンドの音作り的には完成度が高いところが聞き所です。



ディック・ミネはチンコが大きかったらしい。まぁ、どうでもいいがw 日本のバンドも結構、達者です。基本的にアルゼンチンタンゴのバンドはタンゴしか演奏出来ない連中で、他にはせいぜいミロンガとか、民族音楽だけだが、コンチネンタルタンゴのバンドは何でも演奏出来る。ダンスバンドです。



ラストにもう一曲、ゲッツィ。「ゴンタの私」って、何だろう? と思ったら、「私のタンゴ」でしたw ゲッツィのバンドは、総勢10名くらいだったらしい。バンドネオンではなくアコーディオンですね。他にはピアノとかドラムとかも入ってる。

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ディック・ミネはお風呂のいすに座れば床を舐め、持ち上げればヘソに付き、財産は別れる女に全てやるといういい男だったみたいです。


>もともとちゃんとしたクラシックの大御所だったのが、ダンス音楽に転向

アストロ・ピアソラもクラシックのバックグラウンドだね。

第二次大戦前までぐらいの欧州には、ミロンガ(アルゼンチタンゴを踊るクラブ)が主要都市に必ずあったようです。一般大衆も交えたクールな社交場となっていたみたい。日本から送られた外交官(スパイ)もアルゼンチンタンゴが踊れることが必要だったようです。

動画、聴かせていただきました。

バルナバス・フォン・ゲッツィ、知りませんでした。
私にとってタンゴってピアソラの「リベルタンゴ」、ヨーヨー・マ
さんがウイスキーのCMで弾いてましたよね。馴染みのある曲です
が。
アルゼンチンタンゴ、旋律が何となく演歌に通じるものがあるかな、
って思いました~。

ストラディヴァリウスと言えば、ヴァイオリニストの天満敦子さん
の「アヴェマリア」を聴いてた時の事、目を閉じてたんだけどふい
に女性のソプラノの歌声に聞えるんですよ。
ソプラノ歌手なんて居なかったのに、と目をあけると天満さん一人
。また目を閉じると、女性のソプラノの歌声に聞える・・・その繰
り返しでした。後で先生にその事を言うと

「ストラディヴァリウスやグァルネリのような名器は、時としてそ
 ういう不思議をおこすのよ」

アントニオのちょっとしたプレゼントだったんでしょうか^^。

おうっ、3人の内だ。私が持ってるゲッツィのSPは「夜のタンゴ」「南海の夢」「夏すぎて」「愛なくば」その他です。ビクターレコードで1円85銭。「満州国関東州その他外地は特定値段」とか旧字で書いてあって笑えます。

卓上型とは別に、ポータブル型の蓄音機も持っているので、この季節はひと気のない寂れた公園の桜の下で一杯やりながら、ゼルキンのベートーヴェン→ツィゴイネルワイゼン→タンゴかシャンソンと聞いていくのが恒例行事となってます。

まさかこんなトコでゲッツィの名前を聞くとは・・・
FTさんのピアソラ(まだこっちは新しめ?)といい思わずにやけてしまいましたよ。

おれもコンチネンタル・タンゴはちょっと綺麗すぎな感でアルゼンチン・タンゴの方が好きだったんですけど
ここまで洗練されれば ごめんなさいって感じだわ。

おれはいい歳こいてクラブミュージック(勿論おねえちゃんも)大好きなちゃらいおっさんで、日本のメシが大好きなんだけど
こんなんをはじめ様々な音楽、文学、映像文化を生み出したバックボーンとしてのキリスト教文化ってのはすげぇなぁ と思わざるをえないんよね。

それは素直に認めていいんじゃないかなぁ と
まあ今さらなのかも知れないけどね。

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