Nardan No,500

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IMG_3035.jpg 今日はちょっと風変わりなギターで、12フレット・ジョイント、スローテッド・ヘッドとか呼ぶとカッコいいんだが、何のことはない、鉄弦ギターです。歌謡ギターとも言うね。1960年代の日本では、こういうギターが流行っていた。



小林旭が渡り鳥シリーズで持っていたのも、こういうギターです。ヤマハでも「ダイナミックギター」という呼称で、鉄弦を張るタイプのギターを作っていた。弦は鉄でも、ボディのスタイルはクラシックギターであり、フォークギターとは全然違います。また、ナットの幅もクラシックギター並に広い。つまり、昔からあるクラシックギターをベースにして、より大きな響きを求めて鉄弦を張れるように内部を補強したわけです。

1960年代にはまだ日本は貧しくて、高級な木材を輸入する余裕がなかったので、この時代のギターは素材があまり良くないです。それでもコレはゼロフレット付きなので、1960年代とは言え、比較的後期、1969年あたりだろうか、バックが虎目の出たメイプルで、各部の仕上げもそこそこ上等だ。メーカーは「ナルダン」といって、実は今でも生き残ってます。コチラがそのサイト。ご覧のように、今では大正琴の専門会社です。ちなみに「ナルダン」というのは、時計メーカーのユーリス・ナルダンとは関係なく、「鳴る」「弾く」でナルダン。

余談になるんだが、昭和40~50年代、韓国と国交正常化されたあと、ギター製造のノウハウのなかった韓国に、このナルダンがギター作りを教えに行ってるわけだ。今では韓国でも、かなり大量にギターを作っていて、安物から中級品まで色々あるんだが、そのルーツが、この名古屋の大正琴メーカーにあったというわけで、意外な昭和史です。大正琴というのは、暇な年寄りの習い事として今でもそこそこ人気があるわけで、Youtubeでも発表会の動画とかいっぱいあります。

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