ギルドJF-30Bl

| コメント(2) | トラックバック(0)

IMG_2632.jpg
1997年から98年にかけて、アジア通貨危機というのがあったわけです。
それまでの24.5バーツ/$だった為替レートが一気に29バーツ/$台にまで下がった。このため国際通貨基金(IMF)などは同年8月11日、20日の2回に分けて172億ドルの救済を行った。1998年一月には、最低の56バーツ/$台を記録する。タイ中央銀行が必死に自国通貨を買い支えるべく奮闘しながら果たせなかった様を指して「血塗れのバーツ」とも呼ばれる。
いきなり自国の通貨の価値が半分になってしまうんだから、物凄い。おいら、その当時はまだTシャツ屋ではなくエスニック雑貨屋だったんだが、とにかく、仕入れても仕入れてもカネが減らないw それまで1バーツが5円近かったのが、2円台まで下がった。それでナニが起きたのかというと、おいらがバンコクでギルドのギターを買うという、まぁ、風が吹いて桶屋が儲かるような話ですw

バンコクのワールドトレードセンターというショッピング・ビルなんだが、ここにフェンダーの代理店みたいな店があったわけだ。おいらエレキは弾かないし、そもそも220Vのアンプ買って帰ってもどうしようもないんだが、アコースティックギターなら興味がある。で、フェンダー名義のアコースティックギターというのもある事はあるんだが、それよりギルドがフェンダー傘下なんですね。なんとなく店に入ってボーッと見ていたら、ハタと気がついた。

バーツが半額になってしまったという事は、ドル建ての輸入品が倍になる、という事を意味するんだが、そこに並んだ商品は昔のままの値段。という事は、日本円を基準に考えると「半額で買えます」という事になる。半額セールですw そこで買ったのがコレで、ギルドのJF-30Blというモデル。当時、日本では安い並行輸入品でも20万円以上していたのが、13万円で買えた。今でも、この時期のアメリカ製JF-30Blは中古で13万円以上しているので、利口な買い物でした。

ギルドというのは、マーチン、ギブソンに次ぐアメリカ第三のアコースティックギターメーカーだったんだが、フェンダー社に買収されて傘下になっている。そもそもの創立が1952年なのであまり著名なアーティストが使ったとか、そういうのが少なくて、いまいち有名ではない。ただ、マーチンというとフォークソングというイメージが強いのに対して、ギルドを使っているのは、トム・ウェイツとかマディ・ウォーターズとかグレイトフルデッドとかクリーデンス・クリアウォーター・リバイバルとか、渋いメンバーが多くて、一部には絶大な人気がありますね。

で、JF-30なんだが、ジャンボといわれる大きなサイズのボディです。フォークギターの、いわゆるドレッドノートより大きい。それとともに造りが違うので音が違う。サイドバックがメープルで、しかもバックが通常は二枚割り、ないしは三枚割りなのが、コレは一枚板です。それも分厚い板を削ってアーチ状に整形してある。木というのは、接着するとそこで振動モードが変わるので、音が濁る。それが、一枚板のアーチトバックから響く低音は、実に心地よい、質の良いサウンドです。上手い人がコレ弾くと、6弦開放のEとか、地響きしますw その代わり、フォークギターにあるような「綺羅びやかな倍音」とか「いつまでも続くサスティーン」とか、そういうのは少なめ。キャラの強いギターです。

トラックバック(0)

トラックバックURL: http://blog.shadowcity.jp/mt/mt-tb.cgi/206

コメント(2)

>いきなり自国の通貨の価値が半分になってしまうんだから、物凄い。

あの頃パッポンのお姉ちゃんたちが、「円で1万円くれ。」とか「変動相場制にしてくれ。」とかうるさかったもんですが、私は「君等のオマンコの価値が半分になったんや。」と意を尽くして経済学的に説明したんですが、よく意味がわからなくて不満そうでした。
円高はしんどいが円安はもっとしんどいで。

>円高はしんどいが円安はもっとしんどいでwww

けだし名言www

『大きな魚が小さな魚を獲る池にしてはならない』と、かつてのアジアの肝っ玉マハティールはかく語りきww
当時はIMFとQuatumのマッチポンプだたが、TPPの現在と同じ構図だねwww

コメントする

欧米人の見た幕末日本
千代姫モールえすの屋店
空気清浄機情報
ポルノ雑誌の昭和史 (ちくま新書)

最近のコメント


ネットゲリラの夏祭り

ルンミーブルースバンド

チョトマテクダサイ
戦場のテディベア
on the road
追悼・宇佐英雄/柳ケ瀬ブルース

アーカイブ

  通販専用水着屋さん

帆船Ami号

ずっと富士山