鈴木バイオリン製BlueBell BW-400

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IMG_2524.jpg BlueBellというブランドのギターなんだが、そもそもBlueBellというのは富士弦が輸出用に名乗っていた名前ではあるのだが、時期によって鈴木バイオリンが作っているケースもある。で、コレは鈴木バイオリン製です。鈴木バイオリンというのは古くからあるバイオリン製造メーカーで、戦後はGHQの財閥解体命令で分割され、名古屋鈴木と木曽鈴木に分かれている。木曽鈴木は、他社のOEMもたくさん作ってますね。「TAKEHARU」、「TOMSON」、「THOMAS」、「KANSAS」などのブランドのギターは大半が木曾鈴木製だという話もある。ただ、木曽鈴木は1987年に倒産してます。名古屋鈴木は今でも日本一のバイオリンメーカーで、年間1万3000本を製造してます。で、コレはBW-400という型番なんだが、通常どこのメーカーでも、定価4万円というこのクラスになると表板が単板になるんだが、コレは合板だ。
合板だから悪いというものでもなくて、そもそも材木から合板を作るにはそれだけ手間がかかるわけで、わざわざ合板にするというのには意味がある。このギターでは、目が荒い表板を使っているのだが、こういう材は柔らかいので、単板では強度が取れないと思う。その代わりに、柔らかいので良く鳴る。実際、このギターは驚くほど良く鳴ります。作られてから30年以上、ほどよく枯れた木材の効果だな。一般的に合板のギターというのは音がどんよりと鈍くなるものなんだが、コレはそんな事もなく、抜けが良い。ギターというのは、スペックで見てはダメで、正直なのは「値段」ですね。値段だけは嘘をつかないw 定価4万円のギターは4万円の音がします。もちろん、30年以上経過した中古なので、半額以下。特にコレは、表板が合板で、サイドバックがハカランダではなく普通のローズウッド合板というので、安く買えましたw

1970年代に、日本のギター製造がなんでこれだけ隆盛だったのかというと、フォークソングブームというのもあるんだが、アメリカへの輸出で儲けた、というのが大きいわけだ。同時期の安いアメリカ製ギターも、おいら持ってますが、造りがどうにも安っぽいです。普通のシナベニヤみたいの使っていたりする。ヘッドのロゴも安っぽいプリントで、同価格帯でも日本製はプラスティックで貝のインレイみたいのを作ってちゃんと埋め込んだりしている。同じ値段で丁寧な造りなので、1970年代に安いアメリカ製はみんな駆逐され、マーチンとギブソンくらいしか残らなかった。とはいえ、今ではそんな日本のメーカーも多くが姿を消し、韓国製と中国製が全盛なんだが、ちなみに中国ではギター工場はたくさんあるものの、高級なギターを作れる工場が一ヶ所しかなくて、S.ヤイリとかイーストマンとか、10万近い高級ギターは名乗っているブランド名がどこであれ、同一の工場で作られている、という噂もある。無数の中小工房が乱立して、相互に交流し、仕事を融通しあいながら成長した日本とは事情が違うようだ。



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コメント(3)

あ~~、疲れた・・・・

鈴木ってギターも作るのかぁ、同じ弦だもんねぇ。
ヴァイオリンは、ドイツやイタリーなんかのオールドに目が
いったりするけど、日本にもメーカーがあったんですよね、
私のはドイツ製の安物だけど、今度楽器店に行ったら音を聞
かせてもらおうかな~。

写真のギター、美しいです^^。

マーチンとかギブソン、ギルドは40~50の数字がつくのが
高級だけど、ジャパンビンテージもおんなじだったのか・・・。

自分のはtakeharuがWT-250、モーリスがW-30でした。

takeharuがマーチンエクストラライトの弦だけど
枯れたいい音してます。

モーリスはヤイリのEXライトにしてみたけどちょっと残念な音ですね


単板が良くて合板は安物とか言うのは、盲目的ブランド信仰と同じだよね。それに寒暖乾湿の差の大きい日本だと余程管理を丁寧にできないなら合板の方がいいんじゃないのかな?

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